中国進出企業の社会保険料徴収について

社会保険料
日本で働いているときはもちろん納めますね。というか義務ですね。
はい、中国では2年前に「外国人でさえも義務」となりました。
ほんとに中国に永住!(厳密には15年以上)という状況の外国人ならいいですが、
いづれ、任務が終われば本国に帰る外国人にとっては大変な負担です。
特に中小企業にとっては。
しかも、一番問題なのは
「本国(例えば日本)で支給されている給与も中国での給与と合算して課税する」
という点。
海外勤務となった人でも、日本での厚生年金や残した家族のために給与を継続して会社に払ってもらっている人が多いと思います。
そう、なので中国では、その日本で支払われている給与が中国で換算されるので、
現地の所得レベルと比較したら当然高いので、
最高税率が適用されることが多いです。(日本のように所得に応じた累進課税のため)
そして、これは所謂「二重課税
というもの。
各国、反発して抗議していますが、
今のところ訴えが認められた日本企業は皆無。
日本政府も改善を何度も求めていますが、無視の状態。
アメリカ企業では撤退するぞと強く抗議した企業に一部認められています。
(やはりアメリカは特別のようです。。。)
ですが、現時点で徴収していない一部都市もあります。(いづれ徴収となりますが)
上海、大連、ハルビン、長沙、東莞、太原、南昌、温州
上記はまだ徴収されていないようです。
その他の都市、北京や天津、杭州、寧波、無錫、広州、深浅、仏山、重慶、etc…などは徴収されています。
今後は、さらに外国人への課税を強化してくるだろうと予想されますので、
要注意ですね。